過去ログ - 仗助「艦隊これくしょんンンン〜〜〜〜?」
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879: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2015/10/04(日) 22:36:22.41 ID:/EYK5OCCO

「……じゃあ、建物の管理とかはどーしてるんスか?」


 頬を掻きつつ、瑞鶴の視線に合わせて通りのあちらに目を向ける仗助。

 彼の見たところでは――なるほど、再建されたというだけあって建物は新しい。目立って汚れても居なければ、壊れてもいない。


(にしても、“綺麗過ぎる”っつーかよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)


 これは然る漫画家からの聞きかじりでしかないが――。

 家というのにも、人と同じように恒常性というものが存在する。つまりは周りの影響に関わらず、自分を一定の状態に保とうとする力。

 人間は、暑くなれば汗を掻く。寒さを覚えれば震えて体温を生み出す。

 そんな風に、家にも恒常性というものがあり――――そして。

 家に於けるそんなシステムを司るのは、人間なのだ。

 中に住む人間が、外の寒暖に応じて暖房器具などで“快適である空間”を作り出す。それを行うから、昼間・夜間の寒暖の差が激しくならず家も保守される。

 また、人が住むなら動物などは寄りつきにくい。たとえば家の柱を壊そうとするネズミなども避けられる。

 だからこそ人の住まぬ家というのは思った以上に簡単に崩壊し、そして、長持ちする家屋というのは人が住んでいるという証拠なのだ。

 ……ちなみに。

 そう言った漫画家の彼は、“長年人が住んでいないにも関わらず全く変化がない家屋群”という都市伝説を調べて、その過程で一悶着あったらしい。

 ただ、これは別の話だ。ここで語るものでもないだろう。



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