過去ログ - 女生徒A「地面に埋まった」 女生徒B「… … …」
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156: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:37:45.33 ID:kodkfcY70

A「やめてッ!!Cちゃんを離して!!」ダッ

暗い青年「近づくんじゃねえええええええええっええっえぇっ!!!!!!」

以下略



157: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:38:33.47 ID:kodkfcY70

B「… お前、この家に一人で住んでたのか?にしちゃあ随分立派な一軒家だったんだな」

暗い青年「! … … …」

以下略



158: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:39:29.66 ID:kodkfcY70

暗い青年「アイツのせいで母さんがどれだけ苦しんだ… 悲しんだ…! それでも母さんは必死に俺を育ててくれたんだ…」

暗い青年「必死に働いて… 働いて… それで、ついに身体を壊して…」

以下略



159: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:40:38.08 ID:kodkfcY70

B「… 気の毒だったな…」

B「だが、お前のその境遇とその子は何の関係もないはずだ。その子をさらったところで何の解決にもならない事くらいわかるだろ」

以下略



160: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:42:18.67 ID:kodkfcY70

B「くそっ、どうにもならないか…!」

A「どうするの…?B…」

以下略



161: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:43:44.28 ID:kodkfcY70

C「ボク、あなたのコト、よく分かってなかったっス。ただ、ボクは… 怖い人だ、近づきたくないって… そう思ってたっス」

暗い青年「… … …」

以下略



162: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:44:37.50 ID:kodkfcY70

C「お母さんはまだ、お家にいるっス。…ボクが死んでも、まだお家で暮らしてくれている… そう信じてるっス」

C「住んでいるのは違う世界でも… お母さんは、ちゃんと生きていて、ボクもちゃんと生きてるっス。 だから…ボクは寂しくない…。そう思う事にしたっス」

以下略



163: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:45:44.91 ID:kodkfcY70

B「もう手、離してやれ。お前にも十分に分かっただろ」

暗い青年「… … …」

以下略



164: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:47:41.75 ID:kodkfcY70

暗い青年「…ありがとう。 俺の話、聞いてくれて…」

C「…はなし…?」

以下略



165: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:48:54.15 ID:kodkfcY70

A「… あ…」

A(Cちゃんと握手をしたお兄さんの手が… いや、身体全体が、消えていく。景色に同化するように、ゆっくりと…)

以下略



166: ◆l3y7Z.NoQU[saga]
2015/06/21(日) 21:50:03.74 ID:kodkfcY70

A(… そして、お兄さんの身体は、完全に消えた)

A(Cちゃんは、握手をしていた手を、しばらくそのままにしていて… 溜まっていた涙を拭って)

以下略



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