過去ログ - 暁「本当のレディーになったからには!!!!」
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178: ◆HwBQUK60vGQW[saga]
2015/07/12(日) 01:07:36.80 ID:AK7gZmVa0
暁「……それで結局、どうだったの司令官?」


提督「ははは……カッコカリじゃない結婚指輪。用意してたのにさ……渡せなかった。……駄目だなあ、俺……」


暁「…私も、真のレディーとして、あなたたちを幸せにしてあげる事が出来なかった……これじゃあとても、一人前のレディ−にはなれないわね…

二人そろって、未熟者ってわけね……」


提督「ああ、そうだな……金剛は俺と共にいるより修羅の道を選んだ。とんだ未熟者さ。男としても、提督としてもな…」


暁「…ねえ司令官。真のレディーはね、仲間がいてこそ真のレディーなのよ?」


提督「…それが、どうしたんだ?」


暁「一人で出来る事がどれだけあるかは分からないわ。未熟者同士、お互いに支えあって…

二人で、ううん、鎮守府皆で息を合わせて、皆で歩けば…

きっと、ずっと…一人よりは、ちゃんと、しっかり歩けると思うの。」


提督「…俺にとってはさ、暁はもう立派な、一人前のレディーだよ。」


暁「……あなたも、暁にとっては立派な、一人前の司令官よ。」


暁は笑った その顔は幼く あどけなさも残っているが

しかし前よりずっと 大人に見えた


提督「それじゃあ、今は二人で歩こうか。ゆっくりでもさ…」


暁「そうね。…ゆっくり、ゆっくり……

そう、きっと、皆を引っ張るんだとか、ただ守るとかじゃなくて……

ゆっくり、皆と一緒に歩くのが………一人前の真のレディー、なのかもね…」


二人はゆっくり ゆっくり

急ぐことなく 一歩一歩大切にするように

ゆっくり ゆっくり

お互いの歩きを気にかけて 足並みを揃えて

ゆっくり ゆっくり

鎮守府に仲良く歩いて行った


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