過去ログ - 蘭子「竜騎兵?」モバP「ただの航宙機だよ」
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196: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/09/22(火) 22:21:38.57 ID:CiLpgm0fO
◆ハイランドクリフ@ロープウェイ
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卯月「良い景色ですねー!奥の方にもお城もありますよ!!」

P「湖も広いし、絶景とまではいかないけど見てて落ち着くよな」

卯月「そうですね…本当に平和で…」

P「…卯月?」

卯月「Pさん、平和って…普通ってなんでしょうか?」

P「…やっぱりこの前の事で、悩んでいたことがあったのか?」

卯月「悩みというか、疑問と言うか…このままであって欲しいけど、それは高望みなのかなって思う時があるのです」

P(そういうのを悩みって言うんだけどなぁ)

卯月「私、小さいとき、パパとママと一緒に天体観測に行ったときがあるんです。その時の星空が本当に綺麗で、吸い込まれそうな感じだったのを、今でもはっきり覚えているんです」

卯月「でも、私たちの知らない所で…知らなくていいことをこの前、知ってしまった気がして。でも、それも普通なことなのかなと思うと、胸が痛くなって…」

卯月「Pさん、この前の出来事は普通の事なのですか?綺麗な星空を見られるのも、あういう出来事があたr「ストーップ!」」

P「卯月…少しは落ち着いてくれ。言いたいことは解った…そうだな。これから話すことはあまり難しい事は言えない、俺の独り言として聞いて欲しい」

卯月「…」コクリ

P「まず、この前も話したがあの出来事はイレギュラーだった…これは本当の事だ。それと、卯月の疑問にしている『普通』についてだが、言葉としては存在しても、その基準は様々だ」

P「ここがのどかで平和なのが『普通』であれば、領土の奪い合いで紛争が起きている場所も、そこでは『普通』なことになる。本当、この言葉はいろんな意味で便利な言葉だと思う」

P「そこに卯月が思っている『平和』を基準にした普通があるとして、何か問題が起きてしまい、平和じゃなくなったとしよう。壊れてしまった普通は完全に直すことは出来ない。」

P「けど、そこに『近づかせる』ことは出来る。所謂、矯正というか修正というか…『基準に戻す』と思ってくれればいい。そして皆が思う平和と言う普通に持っていくために、何かしらの行動を起こす必要がある。この前の戦闘も『矯正』にはいるかもしれない」

卯月「でも、あの時は…」

P「イレギュラーだったと言いたいんだろ?」

卯月「…はい」

P「イレギュラーには変わりないけど、それを放っといてしまったら、卯月たちの生活はどうなってしまうかな?」

卯月「それは、きっと普通に生活できなくなって…あっ」

P「その通り、普通じゃなくなってしまう。けど、そうさせない為に、やむを得ず戦って元に戻したんだ」

卯月「それがあるから、私たちは安心して生活できるんですね…?」

P「あぁ。だた、多大な犠牲が出てしまうことも事実で、そこが完全に戻せない理由になるな。本当、嫌になるよそういうのは」

卯月「そうですね…あの、Pさんも、『普通』にする為にUGSFに入ったのですか?」

P「半分はそうかな?」

卯月「もう半分は?」

P「…卯月が思っている平和な普通を守りたかったからかな。でも今は、皆をトップアイドルにさせることしか考えていないかな」

卯月「…そう思っているのでしたら、もう離れないでくださいよ?」

P「…うん、約束するよ」

卯月「約束ですよ?」

P「わかったよ」アハハ

卯月「ならいいです。あと、さっきの悩みですけど…なんとなく、わかった気がします」

卯月「Pさんが言うように、確かに普通って曖昧な言葉だと思います。その普通にさせるのも大変なことだというところと…」

卯月「…そうさせてくれる人がいるということ。私たちは、その人たちに守られているから、安心して暮らせる」

P「それが、UGSFを含めたUGの存在意義になる」

卯月「UGSFさんには、感謝しないといけないですね」クスッ

P「あまり難しく考えないで、今まで通りに過ごせばいいけどな」




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