過去ログ - 蘭子「竜騎兵?」モバP「ただの航宙機だよ」
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270: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:21:49.34 ID:vkMb8HgkO

他愛のない会話をしながら、空港の出口に向かう二人…その前にモバPがレンタカーを借りる手続きをすると、受付に立ち寄る。

『モバP様ですね、お待ちしておりました』

受付がそう言うと、車のカギをモバPに渡す。
それを受け取り、誓約書に署名をし、保険や注意事項の説明を聞いた。
車を借りるだけでも、結構細かく説明を受けるんだと思いながら、一緒になって聞く蘭子。
一通りの説明が終わると、既にエントランス前に用意していると告げられ、軽く礼をしてから向かうことにした。

P「まさかアレに乗れる時が来るなんて…夢みたいだ」

蘭子「アレ、とは?」

P「まぁ、見てからのお楽しみだ」

気持ちを抑えつつ、でもとても楽しくはしゃいでいるモバP。
それもそのはず、その車はモバPの給料ではまず買えない車だからだ。

蘭子「…これは?」

P「ソルダっていうところの“ラッジオ”っていう車だ。フィエラと違って、エンジンは後ろにあって、ハンドルも左にあるんだ」

蘭子「ほぉ…」

まじまじと見るモバPと蘭子。
流線形のスタイリングに、ずっしりとした存在感。
エンジンに火を入れると、その見た目に反する軽快なエキゾーストに二人とも驚く。
「アッソルートのファタリタでも良かったけど、折角なら」とこれを選んだらしい。
その存在は、名前のごとく周辺に“放射”している。

辛うじて、蘭子の荷物は前方の荷台スペースに入ったが、モバPの分は入らず、空港のコインロッカーに入れることになった。
結局は車も空港に返すし、ホテルも空港と隣接しているから問題ないだろう。
荷物の問題を解決し、早速乗り込む二人。

蘭子「友よ、今日は何処に向かう?(Pさん、今日はなんていう所に行くんですか?)」

P「そうだな、天文台といえば天文台なんだが…その一帯を、地元の方々は「天国と地獄」と呼んでいるから、心していくんだぞ?」

蘭子「ふぇ?!」

冗談交じりに彼は言うが、なんて物騒な名前の地名なのと驚く。
昨日の夜に自爆したこともあり、ちょっと怖気づいてしまう…。



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