過去ログ - 蘭子「竜騎兵?」モバP「ただの航宙機だよ」
1- 20
275: ◆mQj2aE4gE.[saga]
2015/11/14(土) 23:25:01.29 ID:vkMb8HgkO

中将…いえ、学者に改めてスコープまで案内される蘭子。
「上から覗いてごらん」と言われ、その目をゆっくり覗きこむ。
丁度、日も沈みきったところもあり、スコープから見える世界は無数の光が鮮明に広がっていた。
白く光る星もあれば、少し赤く光る星もあり、どれが一等星なのかもはっきり認識できる。
暫くすると、望遠鏡の位置や倍率を変えて、オリオン座とか流星群などを教えてもらい、その様子をカメラにおさめた。

そんなひと時を過ごしていたが、来た時から気になったことがあり、勇気を出して聞いてみることにした。

蘭子「あ、あの…質問しても、いいですか?」

天文学者「なんだね?」

蘭子「なんで、その…天文学者になろうと思ったのですか?」

天文学者「ほう…何故なったかか。そうだね、それならあそこで話そうとしよう」

そう言われ、次に案内されたのは打合せ卓のあるスペースだった。
「紅茶は好きかね?」そう聞かれ、頷く蘭子に微笑む学者は、ダージリンティとケーキを用意してくれた。

天文学者「娘がケーキ屋を営んでいてね、今日は大切な人が来ると伝えたら用意してくれたんだよ」

蘭子「うわぁ、美味しそう…!」

頂きますと言い、ケーキをフォークで器用に切り分けて、一口分の大きさにしてから口に運ぶ。
しつこくない甘さのショートケーキは、なんだか落ち着かせてくれる。
ダージリンティもそれに併せて美味である。

天文学者「少しはリラックスできたようだね」

蘭子「あ、はい…すみません、わたし、あまり人と話すのが上手くなくて…」

天文学者「そうだったんだね。それにしては、彼とはうまく話せている様子だが」

蘭子「…その、お世話になっていますし」

天文学者「そうかそうか。それで、なんで私が、天文学に関わっているかだったね」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
354Res/436.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice