過去ログ - 葉山「だから俺は君が嫌いだ、比企谷」
1- 20
1:名無しNIPPER
2015/06/07(日) 22:19:29.16 ID:/RAYIm0O0
『失って初めて気付く大切さ』と言うと少し大仰かもしれない。

ただ、今になって思えば、奉仕部は俺にとってかけがえのないものであった。

いつまでも続けばいいと思えたあの平和な日々だったが、時間は残酷なほど正確に進んでいく。

生きとし生けるものに対し平等に課せられる時間の経過は、すべからく俺たちにも適用され。

俺たちは総武高校を卒業し、それぞれの未来へと歩み始めた。

誰かが言った。『時間が一番残酷で優しい』と。

誰かが言った。『けれども、その時間を優しくするのも残酷にするのも所詮は人間なのだ』と。

目を閉じ、奉仕部の一員として過ごしてきた高校時代を思い返す。

身体の奥底。心がじんわりと暖かくなるのを感じる。

誰かの言葉を真に受けるのであれば。

俺は時間を優しいものに変えることが出来たということだろうか。

楽しいことばかりでは無かった。楽しいこと以上に辛いことが多かった。

……それでも。

俺の高校生活は――

「ふぅー、さっぱりした。あ、お帰り比企谷。シャワー借りてたぞ。」

「……おい」

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER
2015/06/07(日) 22:26:09.68 ID:/RAYIm0O0
「遅かったな。今日はバイトだったのか?」

「……そうだよ」

「そっか、お疲れさん。悪いけど今日泊まらせてくれ」
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 22:30:43.74 ID:Rjqgv0sAO
海老名さんがこのスレを見つけたようです


4:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 22:31:16.88 ID:s7xisCvO0
はやはちキマシタワー


5:名無しNIPPER
2015/06/07(日) 22:34:07.41 ID:f5E/YEVaO
はやはちとはわかってらっしゃる


6:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 22:42:48.83 ID:DtqsgWJU0
はやはちの香りがする(歓喜)


7:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 22:55:52.79 ID:DO4Lsn0WO
嫌よ嫌よも好きのうち…愚腐腐


8:名無しNIPPER
2015/06/07(日) 22:56:19.88 ID:/RAYIm0O0
高校を卒業した俺たちはそれぞれの未来へと歩み始めた。

雪ノ下と葉山はそれぞれ国内でも有数の偏差値を誇る都内の国立大学へ。

由比ヶ浜と三浦もそれぞれ都内の短大へ。
以下略



9:名無しNIPPER
2015/06/07(日) 23:04:42.89 ID:/RAYIm0O0
炊事家事全般をやらねばならない面倒くささと小町のいない寂しさに死んでしまうかと危惧していた入学直後のあの頃。

しかし人間の環境適応能力を侮るなかれ。

こんな俺でさえ、半年を過ぎるころには一人での生活にも慣れていき始め、
以下略



190Res/77.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice