27: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2015/06/07(日) 23:41:47.50 ID:iBL1VWWio
「うん、ごめん。でも、俺が言いたかったのは春香のそういうところなんだ」
「どういうことでしょう?」
「今自分が辛い状況なのに、誰かが困ってると迷わず手を差し伸べるだろ」
たいていの人間は、自分のことで手一杯になる。
周りを気にかけられるのは余裕のある時くらいのものだ。
「春香がいるだけでみんな安心できるっていうか」
天海春香には、力がある。
お日様のようにみんなを照らし、温めてくれる力が。
「千早が色んな表情を見せるようになったのも、雪歩が自信を持って前を向けているのも。春香の存在が支えになってるからなんだ」
「そんな。それはプロデューサーさんが頑張ってくれてるからじゃ」
「そりゃあ、俺もフォローはするさ。でも、舞台の上でみんなが輝けているのは春香によるところが大きいと思う」
みんなが舞台に立ってしまえば、俺は脇で見守ることしかできない。
その中で見えてくるのが、春香の存在の大きさだった。
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