過去ログ - にこ「部室で…」海未「その2です」
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6:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:06:03.92 ID:nbv6brtU0
にこの耳元に近づき、
「今は二人きりですよ。誰も見ていませんからもっと私に甘えてください。」
「え?あ………う、うん。」
7:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:11:07.99 ID:nbv6brtU0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あれからしばらくして、二人並んで寄り添いながら座っています。
にこは緊張が取れたのか落ち着いた表情で本を読んでいます。
8:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:12:24.96 ID:nbv6brtU0
「うん。たまにはこういうのもいいっと思って。」
正直、にこが小説を読むなんてイメージにないです。
失礼ですけどね。
9:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:13:22.87 ID:nbv6brtU0
「えっと……。笑わない?」
笑う?なぜ内容を聞いて笑う必要があるのでしょう。
そんなにも言いたくないものなのでしょうか?
10:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:14:45.68 ID:nbv6brtU0
!?
恋愛ものですか!?
べ、別に動揺なんてしていませんよ?
11:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:15:35.07 ID:nbv6brtU0
「へ、へぇ……。それで何か分かりましたか?」
何故、私は自ら踏み込んでいくのですか!?
これ、もしかしたら地雷を踏むぐらいのものですよ?
12:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:17:03.74 ID:nbv6brtU0
にこの言葉が部室に響きます。
実際、響くほど大きな声を出したという事でもなく、むしろ小さな声で。
しかし、その言葉は私の中で大きく反響しています。
13:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:17:42.92 ID:nbv6brtU0
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
静まり返った部室。
時間はとてつもなく流れているような気がしますが、時計の針は無情にも進みません。
14:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:18:14.03 ID:nbv6brtU0
あぁ、もう!
可愛いですね!!
私の中で何かが切れる音がしました。
15:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:19:19.17 ID:nbv6brtU0
まずは先制です。
何故、質問をするのかは簡単なことです。
もし私の思い違いでにこが嫌がったりでもしたら……。
16:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 01:20:16.06 ID:nbv6brtU0
「…。」
こちらの思惑通り、こくりと頷きます。
そして覚悟を決めたようで、顔を上げ紅い瞳は私の顔を映し出します。
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