2:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 03:06:37.43 ID:E9PmOV9d0
島風「提督! 早く、早く!」
提督「少し待ってくれ! 島風!」
島風「提督、おっそーい!」
3:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 03:08:35.72 ID:E9PmOV9d0
島風「流石にそこまではないよ!」
提督「どうだろうな。島風も衰えたから、相対的にそう感じるだけかもしれないぞ」
島風「島風はずっと速いもん!」
4:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 03:19:04.24 ID:E9PmOV9d0
島風「………静かだね」
提督「俺たちの足音以外は聞こえない」
島風「昔はもっと騒がしかったよ」
5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 03:27:14.72 ID:E9PmOV9d0
島風「どうしてこうなったのかな」
提督「俺と二人のかけっこでは不服か」
島風「そうじゃないけど」
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:33:48.92 ID:E9PmOV9d0
島風「どうしたらそこに留まれたのかな」
提督「どうしようもない」
島風「そうかもしれないけど」
7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:34:36.98 ID:E9PmOV9d0
島風「ねえ、提督は私と一緒にいてくれるの?」
提督「ああ、お前がどんなに走り続けても、ついて行ってやるよ」
島風「………そう」
8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:35:27.08 ID:E9PmOV9d0
島風「ねえ、提督」
提督「なんだ」
島風「昔はあんなに楽しく思えたかけっこも最近はなんだかつまらないです」
9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:36:20.32 ID:E9PmOV9d0
島風「走り続けていないと今日を生きれない気がするんです」
提督「………そうか。それなら走らないとな」
島風「それで沈みゆく太陽を追いかけ続ける日々月々です」
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:37:24.17 ID:E9PmOV9d0
島風「そうです。生きがいなんてない方がいいんです。私にとって走ることを生きがいに感じてしまった時からですよ。走ることも生きることも虚しく思いだしたのは」
提督「どういうことだ。昔の走ること自体が楽しかった時も楽しいからこそ生きる活力になっていたんじゃないのか」
島風「うーん。どう言えばいいんでしょう。確かにそうなんですけど、今は昔と違ってどこかで「これは生に意義を与えるか」という視点があって、純粋に楽しめないっていうか」
11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/08(月) 13:38:33.59 ID:E9PmOV9d0
島風「親切?」
提督「ああ。例えば、重たそうな荷物を肩代わりしてやる行為を考えてみても、相手が若い美女だったら下心からだと周りに判断されるだろうから、彼女が明らかに困っていても親切行為ができないみたいな」
島風「本当に親切な人ならば衆人の評価なんて気にしないと思います」
12:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 21:16:48.86 ID:+QGqtqUUO
なんかわからん
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