1:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 12:55:28.14 ID:ZUZO9JluO
_____物心つく前...いや、物心ついた後も、しばらくの間俺はいつもこう思って生きてきた
高校生ぐらいになれば、いつか俺にも漫画やアニメみたいな非日常が訪れるはずだ。その時に備えて今のうちから強くならなきゃ...
当時6歳の俺は、その思いを糧に空手やボクシングをひたすらやり続けた
努力のかいもあり、中学になった頃には全中の大会に県予選3位通過ではあるが出場できるぐらいにはなった
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2:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 19:14:41.08 ID:cjvsT3u/O
だからといって、女子にもてたりしたわけじゃないし学校での立ち位置も特に秀でてるわけじゃない、見た目だって身体は自慢じゃないけどがっしりしてるが顔はどちらかというとおっさん顔だ
まぁそんなんでもそこそこ楽しい中学生活を送った俺は、空手のスポーツ推薦でそこそこ有名な私立高校に入学できた...ガキの頃からの漫画やアニメみたいな非日常、つまり主人公になるという夢と共に
そして俺は高校入学初日に主人公になる夢を失い主人公にあった
3:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 19:41:58.83 ID:cjvsT3u/O
登校初日
男「(俺の名前は男、何処にでもいる普通の男子高校生...)」
などとお決まりの台詞を頭のなかで考えたりしながら俺は家の鍵を閉めた
4:名無しNIPPER[sage]
2015/06/08(月) 19:44:13.26 ID:MV1lRkL40
期待
5:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 20:00:28.96 ID:cjvsT3u/O
男「(たしか今日は入学式の後に推薦組は練習参加だったよな)」
うちの高校は私立にしては珍しく、推薦組の一年を入学まで練習には参加させないのが伝統らしい、だから先輩たちと顔を会わせるのも、同級生の部員と会うのもこれがはじめてだ
男「いけね、早く行かなきゃ登校初日から遅刻だ」
6:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 20:11:17.92 ID:cjvsT3u/O
下駄箱前
男「(俺のクラスは...一年六組か。知り合いは...いないよな。当たり前か)」
そう、この高校に俺には友達は愚か知り合いが一人もいない。理由は簡単だ、うちの中学に格闘技系の部活はないしやっていたのも俺ぐらい、空手、柔道、剣道などの武道系のこの高校に入る物好きは俺ぐらいだった
7:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 20:29:17.03 ID:cjvsT3u/O
俺の心配を他所に、入学式は以外とあっさり終わり俺は教室にもどった
担任「よーし、みんな席についたな。じゃあ自己紹介を始めるぞー、出席番号一番から始めロー」
自己紹介によるとこの担任、柔道部の顧問だそうだ...それにしても教師が学校にタンクトップって、それにビルダー並みの筋肉だし、どこの教官だよ。あ、今のアニメぽくねと一人で馬鹿みたいに考えてた俺は、次の次が自分の番だと気付き、自己紹介を考える
8:名無しNIPPER
2015/06/08(月) 20:43:12.89 ID:cjvsT3u/O
前の奴が言い終わり、とうとう俺の番が来た。
無難に、あいつ調子のってねって思われないように終わらせよう...!
担任「じゃあ次のやつー」
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