過去ログ - ???「雪乃ちゃんと比企谷君、仲良いんだね」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:42:44.13 ID:bMC5YzG70
「雪ノ下さんと比企谷君、仲良いんだね」

いや…何の話だよ。

目の前の席に陣取った海老名さんが真剣な口調で続ける。

「いやいや、はや×はちを推す私としてはそちらの道に行かれては困るのよ。

まっすぐ突っ込んでほしいのよ」

何を突っ込めというのか、この女狐は。

だいたい、本道はそちらの道だ。

「いや、別に仲良くないだろ。奉仕部として一緒に活動しているだけだ」


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2:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:44:16.46 ID:bMC5YzG70
勢いよくかぶりをふって、彼女は答える。

「違う、違うの!比企谷君のイメージが壊れちゃうの!

孤独でへたれた比企谷君を葉山君が優しく慰めて、徐々に心を開いて
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:46:09.68 ID:bMC5YzG70
『雪ノ下さんと比企谷君、仲良いんだね』

これに似たようなことを誰かから言われた気がする、誰にだったか。

由比ヶ浜は…違う、コミュニケーション能力の塊である彼女が言うわけがない。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:48:29.29 ID:bMC5YzG70
他に雪ノ下と俺を知っていて、言いそうな人物は一人いる。

雪ノ下陽乃だ。

だが、あのとき言われたことはこんな軽い意味ではなかったと記憶している。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:50:19.34 ID:bMC5YzG70
だが彼女はぺこりと頭を下げた。

「ごめん、仲がいいとか、私が言うことじゃないね」

「いいんだよ、そんなことは。取りあえず、はや×とべ、だか、はや×玉縄だかを進めてこい」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:51:21.90 ID:bMC5YzG70
そうだねって何にも同意できていないのだが、それはいいのか。

…いや、我ながら愚問だった

それはいいのだ
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/08(月) 16:55:34.35 ID:bMC5YzG70
今日はおわりになります、短くなると思います

>>4が一部抜けてました

全文
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/06/09(火) 05:02:28.75 ID:b2FhzEkjo



9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/09(火) 17:56:20.25 ID:a06ah83A0
ようやく依頼を終えた俺は教室の鍵を閉め、部室へと向かう。

そう、これは海老名さんからの依頼だったのだ。

彼女が書いたBLの小説の感想を聞かせてほしいという
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/06/09(火) 18:49:03.51 ID:a06ah83A0
こうして、俺は読み始めたのだが

途中で挫折した。軟弱者と謗りを受けるかもしれないが

ぼっちは概して軟弱者であるから
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/09(火) 18:51:14.04 ID:a06ah83A0
それで、海老名さんに主人公を変えてくれたら読むと告げたのだが

では主人公を誰にするかを話し合あうなどという

全く生産性のない会話になったのである。
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/09(火) 18:54:27.22 ID:a06ah83A0
今日は終わりです 遅いのでのんびりと待ってやってください…ごめんなさい


13:名無しNIPPER
2015/06/09(火) 19:50:24.96 ID:NBHo+O+ZO



14:名無しNIPPER[sage]
2015/06/09(火) 19:56:32.14 ID:KiodCoEgo
乙乙
のんびりでいいのよ


15:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 03:09:26.90 ID:MafwWJD/0
ちょっとした薄幸感にひたりながら

俺はようやく部室へとたどり着いた。

ガラガラと滑りの悪くなってきた引き扉を開くと
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 03:13:16.33 ID:MafwWJD/0
「いや、解決はしていない。海老名さんが満足しただけだ」

経緯を述べると、由比ヶ浜は目線を床に落とした

「そうなんだ…。私も読んだほうがよかったかな」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 03:17:03.65 ID:MafwWJD/0
「ヒッ、ヒッキー、顔が怖いよ…」

いつになく怯える由比ヶ浜を挟んで、雪ノ下が凛とした表情と言い放つ。

「比企谷君が挫折すると予測していたから、もう一冊海老名さんに貸してくれるようにお願いしたのよ」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/11(木) 03:18:48.33 ID:MafwWJD/0
生徒鞄を背負い、よたよたと教室の出口へと向かう。

雪ノ下と由比ヶ浜の不安げな視線がその背中を追う。

引き戸を開けると、さわやかな風が吹き込んできた。
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/06/11(木) 03:21:47.78 ID:MafwWJD/0
今日はおわりです  読んでくれた人ありがとうございます


20:名無しNIPPER[sage]
2015/06/11(木) 12:17:19.89 ID:YOm9OvnzO
ゆきのん腐ってるのん……


21:名無しNIPPER[sage]
2015/06/11(木) 20:36:36.53 ID:++NpMm0Ko
感情移入出来たということはゆきのんが葉山に純潔を散らされる気分を味わえたということですね


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