過去ログ - 【咲安価】京太郎「泣けるぜ……」【バイオハザード】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲安価】京太郎「泣けるぜ……」【バイオハザード】

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43: ◆pVFxOJxdKw[saga]
2015/06/09(火) 22:23:23.55 ID:9A+VmP7x0
21世紀……。
世界の麻雀競技人口は数億人を超え、プロの麻雀プレーヤーは人々の注目を集めていた。
高校でも大規模な全国大会が毎年開催され、高校生麻雀部員たちが覇を競う。
『インターハイ』での激戦を終えた我らが清澄高校は、その中で並み居る強豪を制し頂点に立ったわけだが……。

京太郎「……その後も結局俺は三年間、成績揮わなかったなぁ……」

そう、俺は全国の強豪たちに一目置かれる高校に在籍していたが、どうにも大会での成績がよくないまま三年間を過ごそうとしていた。
一方で雑用の為に鍛えたり、技術磨いたりしていたために、何かほかの事をやること自体はできなくは無かった。
それ故に親から薦められたのが……。

同級生「おう、どうした？元気ないな、須賀」

京太郎「あ、いや……なんでもないさ、それよりお前どこに配属されるか決まったか？」

同級生「俺？田舎の派出所だった……くそったれぇ！」

そう、俺は警官学校に入っていた。
もともとスポーツで身体動かしていたし、ゲーセンで良くガンシューティングもやっていた。
だから別に悪い気はしなかった、公務員だし、ある程度給料は安定してる方だしな……文句は無い。

京太郎「あはは……まぁ落ち着けよ、ハゲるぞ、Ｍ字に」

同級生「誰が○ジータだ！あ、じゃあお前はどこに配属なんだよ！」

京太郎「俺？Ｒ市の警察署だったはず……」

同級生「……お前がＮＯ.１だぁ！ちくしょおおお！！」

そして俺は田舎の方ではあるが、滑り込みで警察署の方に入れた、勉強さま様だ。
まぁ、ここから地道にどんどんキャリアアップを目指していこう。
ちなみにさっき無事決まった報告をしたら、母さんも親父もとても喜んでいた。

京太郎「……ん、もうこんな時間か。じゃあな、もう会うこともないだろ」

同級生「ああ、精々ふんぞり返ってろよ！いつか引き摺り下ろしてやる！」

そして同級生のやつは何か怒りながら帰っていった。
なにもそこまで怒らなくても……やれやれ。

京太郎「……泣けるぜ」

……おっとどうも、最近口をついて出ちまうな。
悪い口癖だ、なんか不幸を呼び込みそうだし。

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