過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「わたしたちの同居物語」
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41:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/10(水) 22:34:41.07 ID:nNIvrWi7o



撫子「…………」こくこく

美穂「……大丈夫?」


撫子「ん……ありがとう」

美穂「インフルエンザじゃないわよね……流行ってるとは聞かないし」

撫子「心配いらないよ。明日には絶対楽になってるって」


美穂「……もしあれなら、私……明日も仕事休もうかしら」

撫子「いいって、楽になれば自分でもなんとかできるから……」


美穂「…………」


美穂「ねえ、撫子……覚えてる?」

撫子「ん……?」


美穂「私たちが……付き合いだした頃、私が大きな風邪を引いて……撫子は看病してくれたわね」


撫子「……うん、私もさっき、それ思い出してた」



美穂「私……あのときのこと、本当に忘れられないの」


美穂「人ってやっぱり不定期でも風邪引くじゃない……だからそのたびに思い出して……今でもずっと残ってるの」

撫子「…………」


美穂「私はあのとき、結構な大風邪だったんだけど……親がいなくてね、撫子がいなかったらどうなってたのかしら」

撫子「…………」


美穂「普通の風邪だと思ってた私は、特に気にも留めず笑ってたわ……『風邪引いたのがちょうど彼女ができたときで、助かったわ』って」


美穂「そしたら撫子は……『付き合ってなくたって、来たけどね』って……言ったわよね」


美穂「あのときの真剣な顔……忘れられないわ。この人と付き合ってよかったって、本当に思えた……」


美穂「私に対してあんな顔してくれる人……撫子以外に、いなかったもの」


撫子「…………」


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