過去ログ - 幽霊「わたしと『恋人ごっこ』してくれませんか?」
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4: ◆8RNwZTaKivm3[saga]
2015/06/10(水) 22:41:29.77 ID:51cPjF+P0
今の時刻を確認すると夜の8時。
こんな時間帯に俺たちは外でなにをしているのかというと、それは一種の度胸試しだった。
きっかけは終業式あとの男友の一言だった。

男友「肝試ししようぜ!」

男「は?」

男友「だーかーらー肝試ししようぜ!」

男「いや聞こえてるって。じゃなくてなんで突然そんなことを?」

男友「決まってんだろ。もうすぐ夏休み。夏休みといえば肝試し。肝試しといえば恋」

男「…………」

どういう理屈だ。特に肝試し=恋のくだり。

男「言っとくがおれはいやだぞ。おまえと二人で肝試しなんて」

男友「俺だっていやだよっ!ってか、だれが野郎二人で肝試し行くなんて言った!絶対楽しくねーだろそれ!」

男「じゃあなに、女子を誘うのか?」

男友「もちろんそのつもりだ」

男「ふーん、いいんじゃない?」


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