47: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 19:27:52.38 ID:T2VfoG6nO
キュウべぇ「何せ、現世には存在しない空間への介入だからね」
キュウべぇ「だが、君達が飛翔した所を観測しておおよその入り口と干渉方法を模索していたのさ」
キュウべぇ「まぁ、こうして潜入するのにあれから三日程かかってしまったが」
48: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 19:30:55.81 ID:T2VfoG6nO
三藁「………」
キュウべぇ「君が地獄少女かい?」
あい「…そう。私は閻魔あい」
49: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 19:43:44.49 ID:T2VfoG6nO
キュウべぇ「君が行使する地獄流しという力は僕のこの個体を地獄に流すのかい?」
キュウべぇ「それとも、僕たちの魂や概念そのものを地獄に流すものなのかな?」
あい「……………」
50: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:03:10.41 ID:1pQ75JGHO
キュウべぇ「もし本当に僕の概念そのものを地獄に流す力だとしたら僕らインキュベェーターでもお手上げだ」
あい「…………」
キュウべぇ「君のことが書かれた文献には地獄に流すターゲットには依頼が必要で依頼人が藁人形の糸を引かなくては地獄流しは行使できない。違いないかい?」
51: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:04:51.53 ID:1pQ75JGHO
キュウべぇ「なら、まだ手の施し用がある。暁美ほむらに糸を引かれなければいいだけだならね」
三藁「?!!」
輪入道「どうして、あのお嬢ちゃんが依頼人だと思うんだ?」
52: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:08:26.23 ID:1pQ75JGHO
キュウべぇ「先日、彼女から円環の理や魔女といったこの世界は一度改変されたという話を聞いたんだ」
あい「……」
キュウべぇ「どうやら鹿目まどかという少女がこの世界を改変したそうだ。その少女と暁美ほむらとの間柄は親友だったらしい。その彼女に僕が執拗に契約を迫った末に彼女は魔法少女の契約を果たしたそうだ。思春期の少女が怨むには充分過ぎる動機だよね」
53: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:09:46.29 ID:1pQ75JGHO
一目連「だが、彼女を殺そうとすればお前は地獄に流されるぜ」
インキュベェーター「僕が彼女に直接危害を加える手段はないよ。あくまでも危害を与える手段はね」
骨女「ほう、他の手段はあるような言い種だね」
54: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:11:17.67 ID:1pQ75JGHO
一目連「食えない野郎だぜ」
インキュベェーター「それにしても」チラッ
あい「……」
55: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:12:17.08 ID:1pQ75JGHO
インキュベェーター「君はいったい何百いや何千という人間を地獄に流してきたんだい?」
あい「?!………」
56: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:14:57.26 ID:1pQ75JGHO
キュウべぇ「魔法少女としての潜在力はね、背負い込んだ因果の量で決まってくるんだ。本来なら生きている人間を強制的に地獄に流すという行為は人の因果を絶ち切ることでもあるよね。そうして、建ち切られてしまった因果の糸が君に巻き付いてしまったとしたら過去でも類を見ないほどの莫大な素質にも合点がいく」
あい「…それで?」
57: ◆ty.8YUvS8Q[saga]
2015/06/12(金) 21:15:51.30 ID:1pQ75JGHO
キュウべぇ「文献には君の安土桃山時代に生を受けた平凡な少女だったんだよね?」
あい「……」(眼光が鋭くなる)
キュウべぇ「それで君は地獄でも裁ききるない大罪故に地獄少女の任を課せられた」
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