25: ◆df7m4bsNCU[saga]
2015/06/12(金) 03:27:09.24 ID:SVsz4xC1o
加賀「初めに、提督は私たちに艦娘としての生を与えてくださいました」
加賀「鎮守府では鉄の塊に過ぎなかった艦娘たちが笑顔で日々を過ごし、遠い記憶の世界とは真逆のようでした」
加賀「提督は言われました『艦娘にも心はある』と」
加賀「提督は兵器に過ぎない私たち艦娘と、人と同じように接してくださったのです」
加賀「優しく、そして時には厳しく、愛情を込めて見守り続けてくださっています」
加賀「提督は言われました『艦娘は大切な仲間だ』と」
加賀「提督は私たち艦娘と喜怒哀楽を分かち合い、まるで家族のように思いやってくださいます」
加賀「戦う事しか知らなかった私たちに、愛する者と共に生きる喜びを教えてくださったのです」
加賀「これはもはや、愛ではないでしょうか」
飛龍「愛に違いありません!」
瑞鶴「加賀正大師の仰る通りです!」
加賀「……そう、これは愛」
加賀「ですが私たち艦娘は、提督からの愛をどう受け取ってよいのかすら分からず……」
加賀「それ故に、提督への愛をどう返せばよいのかも分からないでいるのです」
加賀「ある日、私は提督からの愛を試そうと、故意に提督を困らせるような行いをしました」
加賀「私の行いを目の当たりにされた提督は困惑し、ひどく落ち込まれました」
加賀「しかし、提督はすべてを許してくださったのです」
加賀「そうして私は、全てを許すことこそが愛であるという事に気付いたのです」
加賀「ならば私たち艦娘も、全てを許すべきではないでしょうか」
蒼龍「許すべきでしょう」
翔鶴「許すべきです」
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