過去ログ - 川崎沙希に幸福を -SS速報VIP

過去ログ - 川崎沙希に幸福を

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24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:04:18.13 ID:EkpRtye+o
二人で食事なんかはまだ難しいけど、こういうみんなもいる機会ならさほど無理なく一緒にいられるかもしれない。

食事の好みなんかも一切知らないままだしさ。

「あー、いや、俺は……」

以下略

25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:06:07.14 ID:EkpRtye+o
「後で集合時間と場所伝えるから、じゃあまた」

「お、おお……」

「わかった」

以下略

26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:07:36.13 ID:EkpRtye+o
驚いた。なんで同じあだ名つけてんの。

「あんたもそう思った？」

「なにがだ」

以下略

27:名無しNIPPER[sage]
2015/06/12(金) 22:07:38.81 ID:WiMfYlh+o
最近はやりの居酒屋エンドに期待

28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:09:11.44 ID:EkpRtye+o
そっか。あたしいつもぶっきらぼうな顔してたから。

照れ隠しにそうしてることが多かったと思うけど……。

彼の前で普通に笑えたのって初めてかもしれない。

以下略

29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:10:12.17 ID:EkpRtye+o
「いや、女子に睨まれると抵抗する気がなくなるというか……」

こいつって、付き合ったり結婚したりしたら尻に敷かれるタイプっぽいなぁ。

……やっぱ専業主夫向いてるのかも？

以下略

30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:12:58.48 ID:EkpRtye+o

新歓コンパの場所を聞き、彼と一緒に待ち合わせの場所へ向かったが、少し早すぎたので近くのカフェで時間を潰すことにした。

落ち着いた雰囲気の静かな店内で、二人隣り合って窓に面したカウンター席へ座る。

以下略

31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:14:37.72 ID:EkpRtye+o
[今日はご飯食べて帰るから遅くなる。晩御飯よろしくね。]

すぐに返事が帰ってきた。大志、暇なの？

[りょうかーい。姉ちゃんデート？]

以下略

32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:15:30.29 ID:EkpRtye+o
「弟？」

「そうだけど……」

「やっぱブ……家族思いなんだなと。楽しそうだ」

以下略

33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:16:46.28 ID:EkpRtye+o
「たぶん無理。家でちょっと飲んだことがあるだけだ。お前は？」

「あ、あたしも無理……。バイトしてたときちょっと飲んだことあるけど、甘いカクテルみたいなのならいけるかも……ぐらい」

「そうか、じゃあ俺と変わらんな。つーか、ビールって旨くねぇよな」

以下略

34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/12(金) 22:18:00.40 ID:EkpRtye+o
二人で席を立つと、彼は当然のようにあたしのカップも持って返却口へ向かう。

たぶん、あたしに気を使ってそうしているわけではない。

当たり前にそういうことができる人なだけ。それだけ。

以下略

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