過去ログ - 【艦これ】提督と艦むすの鎮守府での四方山話9
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601: ◆f1paZe0QfUJl[saga sage]
2015/07/17(金) 02:24:18.04 ID:Iwb9lDPuo

(工廠)


見習い整備士「しゅ、主任たちも食事に出ている、のか」(キョロキョロ

妖精A「せつびのしようなら、あとでわれわれがせつめいしとくです」

妖精B「こころおきなくやるのです」

妖精C「ぎそうにいのちをふきこむです」

見習い整備士「う、うむ。では、艤装をこの台に置いて、ください」

艦娘「はーい。よいしょっ、と」(ゴトン

見習い整備士「…………」(コンコン

見習い整備士「……」(カチャ…ガチャ

艦娘「どう? 直りそう?」

見習い整備士「……基盤にヒビが入っています、ね」

見習い整備士「他にも、配線が中で断裂していたり、フレームが歪んでいたり。これは酷い」

艦娘「あっちゃー……日頃の無理が祟ったみたいね」

見習い整備士「妖精君たちも言っていたが、こ、根本的に無理をしすぎ、です。近代化改修は性能が上がるだけで、艤装や艦の強度が上がるわけではない」

見習い整備士「至近距離での殴り合いなどもっての他だ。艦が傷つけば、当然フィードバックでダメージが発生する。艤装や艦を操る艦娘が人であることを、忘れてはいけない」

見習い整備士「なにも一人で敵を追いつめる必要はないのだから、もう少し随伴艦の艦娘たちと連携を……ハッ!?」

艦娘「はぁ〜」(ポカーン

見習い整備士「……ぁっ、いえ、も、申し訳ありません、偉そうに」

艦娘「いやー、うん、ちょっとビックリしただけ。姉さんとか提督と同じこと言うもんだから」

艦娘「ウチのチビっ子連中にも、こっそりアドバイス貰いに来てる子がいるみたいだし……」

艦娘「妖精さんたちも『てーとくさん』って呼んでるし、もしかして、あなたって本当は――」

見習い整備士「っ、それ、は……妖精君たちが、ふざけて呼んでいるだけ、です」

見習い整備士「私が提督になれる、はずがない」

艦娘「そっかなー? 艤装触っただけで、実際に見てたみたいに指摘できるんだもの。提督の才能あるって、たぶん!」

妖精A「たよりにならないだんげんです」

妖精B「せいかくといっしょでおおざっぱです」

妖精C「そのいけんにはさんせいだが、あなたのてきとうなせいかくがきにいらない」

艦娘「なによー! いい加減にしないとそろそろ泣くわよ、こんにゃろー!?」

艦娘「ったく、叫びすぎて疲れちゃったわ」(プンスカ

艦娘「―――ま、妖精さんだから仕方ないとして、私はいいと思うけどな。素敵じゃない、艤装の整備や開発もできる提督なんて!」(ニカッ


―――艦娘の装備も作ってあげられる提督になるんだ!


見習い整備士「―――!!」(ズキンッ

艦娘「んにゃ? どうしたの?」

見習い整備士「……い、え。なんでも、ありません」

見習い整備士「ぎ、艤装の修復、完了したので……どうぞ、も、持っていってください」

艦娘「わーい、ありがとー! 生まれ変わった私の艤装、さっそく性能チェックしなくちゃ!!」

艦娘「確か、午後一なら第三演習場が空いてたはずよね! 今から行けば間に合うはず!!」

艦娘「『てーとく』さん、ありがとね〜!!」(ダダダッ



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