10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/13(土) 00:34:41.31 ID:FBhrMB0RO
「もう、じれったいな。いいんでしょ? はい、じゃあ、行こ」
どう対応したものか考えあぐねているうち、彼女は半ば強制的に腕を絡ませて僕を引っ張った。
思いの外、華奢な腕が生み出す強い力で、少しよろめいた。
結局、彼女の云うままに、夜の渋谷を元来た方向へと歩いてしまう。
まるで散歩に連れ出される犬のようだと、思った。
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