34: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 19:59:33.86 ID:Y7/F7Wuro
それは少女の唇から漏れていた。
無愛想で不躾なこれまでの言動からはほど遠い、しっとり落ち着いた声だった。
その声質もさることながら、初めて聴いた――であろう――曲を、早くも憶えてしまったことに驚く。
カラオケとかが好きで、歌うのは得意なのだろうか?
目線を向けて問うと、自らの無意識の口ずさみに気付いた彼女は、しまった、とバツの悪そうな顔をした。
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