44: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/16(火) 22:07:46.95 ID:TNu+XPfeO
呆気に取られる僕を放ったらかして、バタンと扉の閉まる音が響き、タクシーが進み出す。
豆粒ほどの大きさになるまで、しばらく見詰め続けたのち、ハッと我に返って息を吐―つ―いた。
実に不思議な少女だったが……僕もさっさと帰って寝ることにしよう。
もう一回、溜息を吐いてから、別のタクシーを拾って、家路へと就く。
深夜のタクシーにありがちな、AMラジオを控えめの音量で流す車内で、ここ数時間の出来事を思い返す。
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