6: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 10:32:21.33 ID:BNJzqKgq0
「どっちもダメですか……私でも金髪少女とお話しできるチャンスかと思ったんですが」
「じゃあせめて、私の髪を金髪に……」
「えっと、つまりシノは、金髪になりたいし、金髪少女とお話ししたいんだね」
7: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:02:14.82 ID:BNJzqKgq0
「あとは英語ですね」
「それはもう大丈夫。シノが金髪でいるかぎり、たった一言『ハロー』で全部通じるよ」
「本当ですか!?」
8: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:05:54.09 ID:BNJzqKgq0
そうしてシノが街を歩いていると、長いさらさらの金髪にグレーの瞳、
ユニオンジャックのパーカーを来た女の子を見つけて、
「はっ!あれはまぎれもなく金髪少女!」
9: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:16:55.63 ID:BNJzqKgq0
「それじゃ、私はもう行くデス。See you!」
「ハロー」
去っていくカレンに見とれながらも、シノは感動しっぱなし。
10: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:22:28.11 ID:BNJzqKgq0
困り果てたシノだったんだけど、何となく聞き覚えのある声が聞こえて、
「あれ、この声は……」
「あ、やっぱしのだ」
11: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:28:54.84 ID:BNJzqKgq0
「シノ、ちょっとこっちに来て」
「あ、アリス、いたんですか!今ちょうど陽子ちゃんと綾ちゃんに会って、ってアリス、そんなに引っ張らないでください〜」
そういってシノが連れてこられたのは、ロンドン郊外にある一軒のおうち。
12: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 11:30:21.24 ID:BNJzqKgq0
「さっき、かつらを被ったヨーコとアヤを見てて思ったの。やっぱり元の色の方が似合ってたって」
「そうですか……私は金髪の陽子ちゃんも、金髪の綾ちゃんも良いと思いましたが」
「シノも、やっぱり髪は似合う色にした方がいいよ」
13: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 13:45:03.13 ID:BNJzqKgq0
バチン!
忍「!?」
忍「ア、アリス、大丈夫ですか!?停電です!」
14: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2015/06/13(土) 13:51:52.43 ID:BNJzqKgq0
忍「でもアリスのおかげでちょっと落語について分かった気がします」
アリス「本当!?」
忍「はい、私も金髪にすればきっと通訳者になれる、ということですよね?」
15:名無しNIPPER[sage]
2015/06/13(土) 20:30:26.95 ID:J34DC5MWo
座布団一枚
16:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 06:40:42.57 ID:H2fUkE1bo
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