17:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 12:25:17.80 ID:QEdX3JPDO
「会長もこう言っているんだし、善意は受けとっておく事だ。それが恩返しにもなる」
「…………」
「良かった、じゃあ決まりだね!」
スザクも喜んでいる。シャーリーやリヴァルもだ。ニーナでさえ、控えめながら会釈をしていた。ただ一人、カレンだけは穏やかな空気を纏っていながら、どこか他人事の様だった。
ルルーシュでさえそれに気づいたのだ。このアッシュフォード学園生徒会のボスが気づかない筈がなかった。
「じゃあ、お世話係を任命しまーす!」
カレン・シュタットフェルトはうんざりしていた。学校の授業が終わり、少し勉強をしてから下校しようと思っていた。家に帰りたく無いが故にとった苦肉の策だった。
そこで会長から連絡があった。至急、生徒会室に集まれという内容だったが、行くかどうかは迷っていた。出席すれば面倒な事に巻き込まれるだろうし、しなければ家に帰らなければならない。
リスクを考えれば、後者の方が良いか……そう思って玄関に向かったところ、シャーリー・フェネットに捕まったのが運の尽きだった。
生徒会室に連行されてみれば、ベッドに横たわる変な少年といつになく楽しそうな会長、いつになく不機嫌そうな副会長の姿があった。
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