18:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 12:43:59.88 ID:QEdX3JPDO
会長は彼を学園で世話しようと考えているらしい。ルルーシュは必死で抗弁している。それから生徒会が全員集まり、彼の保護に賛成か反対か多数決が取られ、反対派のカレンは敗北する事となった。
この時点で嫌な予感がしていたのだ。確実に厄介事が音を立てて近づいてきている。
肝心の人物が眠っているのもあって、その日のうちはそれでお開きとなった。
そして今日。少年が目を覚ましたという事で、再び生徒会室に集まった。
反対派筆頭のルルーシュ副会長による突然の手のひら返しにより、反対派の敗北は決定的なものになったが、やはりカレンには大した関心はなかった。適当に息を潜めていれば、この騒動も収まるだろうと思っていたからだ。
「じゃあ、お世話係を任命しまーす!」
会長が言った。早く決めてくれと思った。きっとルルーシュとスザクが兼任するだろう。それが一番合理的だ。
しかし会長は何故か、こちらを指差し、
「栄えあるお世話係第一号は、さっきから壁の花と化しているカレン・シュタットフェルトさんに決定!」
「は……?」
しまった素が出た。瞬時に切り替え、
「そんな……。困ります」
そう言って目を伏せた。
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