32:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 23:36:08.95 ID:QEdX3JPDO
「はかどっては……いないようだな」
「はは……」
「この公式は中等部で習った物を組み合わせて使用していると授業で言っていた。そちらの教材は無いのか」
「う、うん……。君は分かるのかい?」
「ああ。他の生徒が解いているのを見たからな。大方理解出来たと思う」
「じゃあ……これも分かる?」
なんとなくスザクが見せた問題を、ライはすらすらと解いて見せた。
「凄いな……」
「幾つかの要点を抑えれば答えは自動で出る。……こことここだな」
図らずも、課題を手伝ってもらう形になった。教え方はとても丁寧で、二日かけて終わらせようと思っていた課題は三十分で終わった。
気づけば昼休みが残り僅かとなっている。
「ご、ごめん! 手伝ってもらっちゃって……」
「……? いや、役に立てたなら嬉しい」
ルルーシュのように偉ぶる様子も無く、ライは窓の外へ視線を移した。そこで、スザクは先ほどから気になっていた事を尋ねた。
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