340:名無しNIPPER[saga]
2015/07/18(土) 22:12:09.05 ID:oFzwPuzDO
「い、イチャイチャって……。別に私達は」
「してるでしょ、さっきから。この私がからかえないだなんて! って、ちょっとした敗北感を抱くくらいにはしてた。……ね?」
どうやらミレイの怒りは仕事が滞る事に対するものではなく、純粋にその敗北感からきたものらしい。彼女はシャーリーやニーナ、リヴァルに同意を得るべく目配せをする。
「確かに。カレンって、ライにだけは遠慮なく怒ったり叱ったりするし」
シャーリーが言った。怒ると叱るというのは似たような意味なのではないかと思ったが、ライは黙っていた。イチャイチャとはどういった意味なのかと推測するのに忙しかったからだ。
「……仲、良いです」
「気を付けろよライ。最近、カレン親衛隊の人数が三〇〇人を超えたらしいからな」
「……三〇〇だと」
高等部男子生徒のおよそ七割だ。そしてこれは、ライに対して敵意及び殺意を抱く人間の数が三〇〇人を超えた事を意味する。
「な、なぜだ。一週間前まではその三分の一だったはずだ」
リヴァルは親衛隊の情報を度々リークしてくれる。そのおかげで何度も命を救われていた。感謝してもしきれない。
「お前という突発的かつ強大な敵が現れた事で、今まで隠れファンだった連中が加わったんだろう」
ライの右隣に座っていたルルーシュが解説してくれた。
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