344:名無しNIPPER[saga]
2015/07/18(土) 22:37:30.42 ID:oFzwPuzDO
シャーリーから非難の声が挙がる。どうしてルルーシュと目が合っただけで彼女が怒るのかが理解出来なかった。ニーナが顔を赤くしている理由も分からない。
「はい、妬かない妬かない。それでカレン、学園祭の資材に関してなんだけど」
ミレイがシャーリーを宥めながら、こちらに話を振ってくる。学園祭の屋台に使う資材や備品を新しく購入する際、専門の業者に注文するのが普通だ。カレンに割り振られた役割は、注文する品の数と種類を調査することだった。
「一応は終わりましたけど、この時期はどこのクラスも適当ですから。注文書通りにはなかなか……」
「そうよねぇ。適当に注文して、足りない分は後から言えばいいと思ってるんだろうし」
「また生徒会が大騒ぎする事になっちゃいますね」
カレンからの報告を受けたミレイが呆れたように息を吐き、シャーリーが暗澹たる未来に辟易する。
大部分の注文は業者がそのまま納品してくれるが、細かい注文は生徒会が対応することになっている。学園祭の日程が近づくにつれ追加注文が多くなり、この部屋は阿鼻叫喚の地獄絵図となるのだ。
「まあ、先の事にうだうだ言っても仕方ないか……。それで、注文する業者についてはどう?」
ミレイがこちらを見てくる。発注する業者の選定はライに一任されていた。カレンの調査結果を基に、納入のスピードや値段を踏まえて、一番良いところを選ばなければならない仕事だ。
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