354:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 19:21:02.45 ID:jVTaH5bDO
「理由は、やはりあれですか」
「あれだわね」
「あれでしょうねー」
「あれ、ですか……」
リヴァル、ミレイ、シャーリーに今度はニーナが加わる。連帯感が強まったようだ。四人はうんうんと頷きながら、何かを確認し合っているらしい。
スザクは不思議に思ったようで、隣の親友に尋ねた。
「あれって? なんのことかな、ルルーシュ?」
「ん? ……さあ?」
あの結託の意味が分からなかったらしいスザクとルルーシュがこちらを向く。二人に分からないものがライに分かるはずが無い。返答代わりに首を傾げた。
「えー? 分からないのー?」
戸惑う三人にシャーリーから非難めいた視線と言葉が贈られた。
「朴念仁ズはほっときなさいな。ってことで、どうなのカレン?」
ミレイから声をかけられた事で、今まで沈黙を保っていたカレンの肩がピクリと揺れる。
「なっ、なにが?」
「とぼけちゃって、このーっ!」
また始まってしまった。ミレイのテンションが上がっていくのが分かる。この第二波を予期していたからこそ、カレンは息を潜めていたのかもしれない。
身を乗り出して目を輝かせる生徒会長を見て、ライは思った。
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