360:名無しNIPPER[saga]
2015/07/23(木) 21:22:28.70 ID:jVTaH5bDO
「ひゃあ……」
「これはこれは」
「大胆、です……」
生徒会女子メンバーは揃って赤面していた。あろうことか、あのミレイまで真っ赤になっている。初めて見た。これは、今回の発言が過去最大の失言だったという事を表している。
「お前のそういうところ、素で羨ましいよ」
リヴァルの呟きは呪詛のようだった。
「もう、あなたの記憶探しなんだからね。あ、遊びじゃないんだから!」
カレンは必死の様子で言ってきた。耳まで真っ赤になっている。
「分かってる。これからも頼みたいんだ」
謝るのも違うかと思い、補足の言葉を付け足す。
「わ、分かってるなら、いいけど……」
とりあえず、会議はそのまま終了した。誤解を生み、茶化されながらもスザクの仕事を全員で終える。
そして、カレンと二人で玄関を出て校門へと歩く。この時間になると人影もまばらで、付近に敵性生命体の気配も感じなかった。
「ほんとにもう、みんないい気なものね」
前を歩きながら、彼女は疲れたように言った。あれだけ冷やかされれば、こうもなるだろう。
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