40:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 11:03:30.17 ID:f3NIeJHDO
「リヴァルから、"お前も大変だな"と言われた」
だとしたら、ライの過去に関する事柄ではないだろう。
「昨日、カレンと街に行った後は何をしてた?」
「クラブハウスでルルーシュと話した後、すぐに寝た。今日は学園に来るまで租界にいたから、妙な二人組以外は見ていない」
「妙な二人組……?」
「ああ。大型トレーラーの近くで眼鏡をかけた研究者風の男性と、どこかの制服を着た女性が問答していたんだ。もしかしたら、彼らに関係があるのかもしれない」
「そ、その二人組はきっと関係ないよ」
その二人組はスザクの知り合いだったが、それは言えなかった。
「まあ、時間が経てば彼らも離れていくだろう」
そこで授業開始五分前を告げるチャイムが鳴った。急いで教室に戻らなくてはならない。
「ごめん……力になれなくて。僕も調べてみるよ」
「……すまない」
「何か困った事があったら何でも言って。僕で良ければ力になるから」
そう言うと、ライはスザクが抱えている教材を見て、
「それは、お互い様だな」
「はは。そうだね」
二人は駆け足で教室まで向かった。
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