500:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:10:17.77 ID:BCVIJtYDO
「俺もスザクも、あの時は何も出来なかった。だが、お前には何かを成せる力があったんだ。力を振るう事は罪かもしれないが……何も守れない事もまた、罪だ」
ルルーシュの顔には痛ましい過去の記憶が貼りついている。昔、大切な人を無くしたのだろうか。
「…………」
「俺達だって馬鹿じゃない。信じて良い奴と、そうでない奴くらい見極められるさ」
暗い表情から一転してルルーシュは笑った。何かを信じている笑み。初めて見る類いの表情だった。
「そうだね。ルルーシュがそう言うなら間違いない」
「……む」
ライが唸ると、スザクは親友の方に顔を向けた。彼の目にもまた、強い信頼で彩られた光がある。
「君が学園に来たばかりの頃、多数決がとられたんだ。保護するかしないかの」
「…………」
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