503:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:12:25.66 ID:BCVIJtYDO
「僕は……どうしたらいい」
今までの問答で分かった事がいくつかある。
自分は恐らく、この学園が好きだということ。生徒会のメンバーが好きだということ。ここで築いた思い出が好きだということ。それらを無くしたくないと思っていること。
しかし自分は危険な存在であり、容易くこの楽園を破壊してしまえるということ。記憶を取り戻したとしても、その事実は変わらないであろうということ。
それなのに、この二人はどうしてか自分を信用してくれているらしいということ。
混乱していた。
欲しい言葉があった。
たった一言。それさえあれば、それだけで良いと思えた。
「それは自分で考えろ」
ルルーシュが言った。欲しい言葉ではなかった。
「答えは、常に自分の中にある。もう分かっているはずだ」
けれど、一番必要な言葉だった。
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