505:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:13:23.99 ID:BCVIJtYDO
「……そうだな」
逃げるのはいつでも出来る。
これから先、自分が害を成す存在になったとしても、ルルーシュとスザクが止めてくれるだろう。この三週間で、それぐらいの事は理解していた。
後はミレイに同様の事を伝えるだけだ。彼女はなんと言うのだろうか。この学園を愛していると言った彼女は、なんと答えるのだろう。
少し、胸がざわついた。
「会長が戻り次第、報告するんだろう。俺も同席してやるから、そう怯えるな」
考えていると、ルルーシュが茶化すように言ってきた。
「別に怯えてなんかいないぞ」
「そうだな。そういうことにしておこう」
黒髪の少年は鼻で笑った。馬鹿にされている。ライは確信した。
「スザク、それと……」
言えば、日本人の少年は頷いてくれた。
「分かってるよ。事情はどうあれ、君が戦えた事は事実だ。放っておくのは何より、君のためにならない」
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