62:名無しNIPPER[saga]
2015/06/17(水) 10:14:54.63 ID:jrxZ+tTDO
「まあ、その事はいいわ。話を戻しましょう」
「…………」
ミレイはビシッとライの顔を指差し、
「いい加減、無表情以外の顔も見たいという意見が挙がっているの。学園の各所からね」
「は、はあ……」
「特に生徒会の女子とは、ライはあまり関わっていないでしょう? カレンくらいかなー」
「それは、仕方の無い事だと思いますが……」
「仕方なくなーいっ!!」
一喝された。思わずのけぞる。ライは学園生活において、生徒会の男子メンバーとよく行動していた。放課後はさっさとカレンと共に租界へ行ってしまうので、水泳部のシャーリーや人見知りの激しいニーナとは接点が持てない状態だった。
「ライ、あなたは何でこの学園にいるか分かっているの?」
「それはもちろん、記憶を取り戻すため……」
「違ーうっ!!」
また一喝された。
「学園生活とは、青春を謳歌するために存在するの。わかる?」
「いえ……」
「何のしがらみも無く同年代の男女が同じ空間で過ごせる時間は限られているの。それをあなたは、毎日毎日、男連中とばかり……」
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