730: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/10/17(土) 23:13:49.91 ID:i6p6vwuDO
 「早いな。かなり溜まっていたはずだが」 
  
  
 「大した量じゃない」 
  
  
 俺にかかればな、とはルルーシュは言わなかった。ライは日常的に彼の分の仕事を肩代わりしていたが、副会長がやるべき物は触っていない。 
  
  
 「それに、お前にやってもらっていた分もある」 
  
  
 「……ミスが無いと良いんだが」 
  
  
 「無かったよ。お前がミスする所なんて、俺には想像出来ない」 
  
  
 ルルーシュはカレンの方を見た。 
  
  
 「……人付き合い以外は、な」 
  
  
 「…………」 
  
  
 返す言葉も無かった。 
  
  
 ルルーシュもリヴァルも、今日のカレンの異常を知っている。午前中の彼女は、リヴァルでさえ近寄れないほどの剣幕だった。 
  
  
 いまリヴァルが野次馬としての本領を発揮できているのは、カレンが落ち着いてきた証だ。それくらいはライにも分かった。 
  
  
 「でも、ライに助けられたのは事実なんだろ? 学園中で噂になってるぜ。あのカレンお嬢様にナイトが現れたって」 
  
1002Res/860.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。