732: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/10/17(土) 23:18:40.75 ID:i6p6vwuDO
「記憶を失った男と、その失われた記憶のために危険なゲットーまで共に足を運ぶけなげなカレンお嬢様!」
リヴァルはだんだんとヒートアップしていく。彼の声が大きいせいで周囲からの視線もどんどんヒートアップしていく。
「そこへ現れるイレヴンのテロ組織! 鎮圧に出動したブリタニア軍との戦闘に巻き込まれ、絶対絶命の二人!」
ルルーシュがこめかみを押さえ始めた。ライは食事を三度、再開した。
「男は女を守るために身体を張った!『カレンは俺が守る!』二人は炎の中を駆け抜けたぁっ!」
「…………」
「…………」
カレンとルルーシュは閉口している。ライは適温になりつつあるスープに舌鼓を打っていた。リヴァルの言っていることは(登場人物の心理を除けば)それほど間違っていない。
「って、話になってるけど?」
「大げさね……。噂話は尾ひれが付くものよ」
「でもさ、助けたのは事実なんだろ? カレンのような、か弱い女の子が無事に逃げ出せたのがその証拠だし」
(か弱い……?)
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