852: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/10(火) 00:09:33.48 ID:RQrE+LDDO
当然、女子生徒達の興味はカレンに向かう。
『どう思います』だの『あの方とはどういった関係なのですか』だの『ライバル出現ですね』だの、好き勝手にまくし立てられた。
こういう時の対応は決まっている。微笑を浮かべて、当たり障りの無い言葉を並べるのだ。ひどく面倒な作業だが、こちらが毅然とした態度を崩さなければ彼女達も踏み込んではこれない。
別に、ライが誰と一緒に行動しようがカレンにはどうでもいい。特殊な感情など抱いてはいないのだから。
シャーリーと交際しようが止める権利も無い。ただマズいのは、<黒の騎士団>に引き入れる手前、一般の人間と交際関係ないしそれを予定するような状態だった場合、色々と問題が出てきてしまうことだ。
租界で特別な相手が出来たら、流石に勧誘は諦めなくてはならない。そこまで無理をさせて入ってもらわなくてもいい。
ただ、自信が無くなってきただけだ。
カレンは自然と、自分が頼めばライは頷いてくれると信じていた。それだけの信頼関係は築いていると思っていたのだ。
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