885: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/16(月) 00:07:29.82 ID:X7IsvjhDO
「……ううん。今はいい」
「そうか」
「その時はよろしくね」
「ああ。任せてくれ」
こくこくとライは頷いた。表情は未だ乏しいが、その仕草にはなんだか可愛げがある。
「じゃ、行きましょうか」
カレンは立ち上がり、使用したティッシュを丸めてごみ箱に放った。ライの服を見繕う前にまずは女物の服屋に行く必要がある。
「私のはどうでもいいから、さっさとあなたの方へ行きましょ。選んであげるから」
「なら、君の服は僕が選定しよう。任せてくれ」
「え、嫌よ」
「何故だ」
「ろくな事にならないもの」
「心配しなくていい。女性向けのファッション誌を熟読した事がある。中等部女子用の物だが、流用出来るだろう」
「出来るわけないでしょ。まったく……」
1002Res/860.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。