940: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/11/26(木) 22:14:37.98 ID:w5GHjmWDO
「今日は早く終わって良かった。いつもは深夜まで掛かるから」
「そうなのか」
現在の時刻は夜の八時半。仕事をしていたのは実質三時間ちょっとと言ったところだろうか。ライが手伝った分、シミュレーションは早くこなせるし、持ち前の知識を活かしてユニークな報告書も仕上げることが出来た。
ロイドも上機嫌で、成果としては申し分ない。
「はい、今日は新しいやつ」
ベンチに座っていたライに、スザクがクレープを渡してきた。サラミとチーズをトッピングした、スイーツというより軽食としての色合いが強いものだ。
「ああ、ありがとう。いくらだった」
「いいよ別に。報告書も書いて貰ったから、そのお礼」
「駄目だ。こうやって貰ってばかりいるから、生徒会内での扱いが改善されない」
意固地になったライが懐から財布を取り出そうとしていると、スザクがやんわりとそれを遮った。
「ふふ、冗談。実はそれ、サービスだったんだ」
「サービス。どういうことだ」
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