964: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/01(火) 08:47:17.72 ID:IN4redvDO
発現すれば当人にある程度の感覚的な知識を授けるが、細かい事は使い慣れるまで分からない。
「僕のギアスは絶対遵守の力を持っている。"声"を媒介に"聴覚"へ働きかける」
今のライにはギアスの使い方が手に取るようにわかった。効果の程や、その範囲、持続する時間。試し撃ちをする必要もない。
"絶対遵守"の力は他者を強制的に操るというものだ。『死ね』と言われた者は笑って死ぬし、『踊れ』と言えば命じた者が止めるまで踊り狂う。
肉声が届くまでが範囲で、相手が耳で聞き、言葉を認識した時点でギアスが成立するというものだ。極めて強力と言っていい。
欠点があるとするならば、同じ相手には一度しか使えないところだろう。"絶対"の命令は一度きり。当たり前の話だ。
以上の事をC.C.に話した。
「思い出したのは間違いないようだな。だが、さっき私が言った通り──」
「分かっている。無闇に使うなと言うんだろう」
ライのギアスは聴覚に対する絶対遵守の力。これ以上ないくらいに使いやすく、恐ろしいほど強力なものだ。だからこそ、うっかり暴発などしようものなら大変な事態を巻き起こす。
何気ない一言が、周囲の人間を一人残らず殺すことさえありえるのだ。
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