27: ◆bDk9wAqA/Y[saga]
2015/06/14(日) 20:07:08.04 ID:7Ai/MHXAo
話は今日の昼下がりに遡る。学内のカフェで友人と時間を潰していた時
「ねえ鏑木くん、ちょっといいかな?」
略社 心、同学年で入学したての頃によく仲間同士での話題に上がっていた
「えっと……略社さん?何か用かな」
話題に上がっていたといっても直接話をするのは初めてだ、距離感が掴めずに少し戸惑う
「昨日ネットで見たんだけど、これって鏑木くんでしょ?」
そういって手渡されたのは昔に大会で入賞した時の記事だった
「まあ、そうだけど……それがどうかした?」
なにせ小学生の頃のやつだ、デュエマの記憶と共にしまい込まれていた。今となってはなんの意味も持たない
「すごい!本当だったんだ!聞いてみてよかった〜!」
「心〜、講義始まるよ〜!」
「ごめん!私次の時間授業あるから、また後で!」
そう言うと彼女は、僕の昔の記憶をこじ開けたままにして走り去っていった
「おいおい愛都、いつの間に略社さんと仲良くなったんだよ?」
すぐに仲間の1人、鈴原が突っかかってくる
「知らん、そんな時間ないなんてお前が一番知ってるだろ。取ってる授業が同じなんだから」
「そういえばそうだな、言ったて通り昔のデュエマのやつを聞きたかっただけか」
それにしてもどうしてあんな昔の事を……
それについてはいくら考えても答えが出なかった
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