過去ログ - 【ラブライブ!】真姫「夢を見る夢を見る」
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1: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 04:58:47.29 ID:P1RdEhX9o
ラブライブSSです。地の文過多シリアス気味。
苦手な方はブラウザバックでどうぞ。

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2: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 05:08:57.69 ID:P1RdEhX9o
眠い目をこする。
本日十六時締め切りの講義のレポートが二つほど残っている。
伸びをしながら午前二時を指す時計を睨みつけた。

こんな時は諦めて眠ってしまうのも、一つの手だ。
以下略



3: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 05:14:51.28 ID:P1RdEhX9o
高校の友達は一生のものとなるとはよく聞かれる話で、私もそれを当然期待していたのだけれど、そうはうまくいかないものだった。
あれだけ楽しかった高校生活、一年目。
前部長に指名された、頼りない花陽を支え、下級生を率いてライブに精を出した二年目。
ディフェンジングチャンピオンはならなかったが、なんとも幸せなひとときだった。
 
以下略



4: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 05:20:00.05 ID:P1RdEhX9o
音ノ木坂学園は進学校ではないし、普段の勉強を怠りずっと作曲と踊りの練習をしていたこともあって、このことはかなり衝撃的だった。
ならばいっそのこと音楽大学を志望するという手もあるにはあった。
クラスの担任は私にそうすすめた。
けれど、私は私の道を進むことはずっと前から決まっていたのだ。

以下略



5: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 05:23:58.56 ID:P1RdEhX9o
都内にある医大は全て眼鏡にかなわなかった。
レベルが高すぎるか、あるいは低すぎるかのどちらかだった。
お金は全く問題ではなかったが、できれば国立の大学に進学したかった。
それは、お世話になった学校への、進路一覧と言うところでの心ばかりの恩返しという想いもあった。

以下略



6: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/14(日) 05:26:55.89 ID:P1RdEhX9o
椅子からベッドに転がり落ち、まどろむ。

夢を見るように――夢を見るように、あの頃に戻りたい気がする。

もう戻れないのだということは、分かり切っていた。
以下略



7: ◆VJRQu9X6ME[sage]
2015/06/14(日) 05:27:52.44 ID:P1RdEhX9o
今回はここまでになります。

次回は三日以内にはなんとかします


8:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 09:05:52.81 ID:QfscUqto0
ほのまき期待


9:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 11:36:48.15 ID:6In7wt3WO
真姫でるたびに毎回ほのまき期待とか書き込む奴いるよな
たぶん同一犯なんだろうけど
どうせまた他カプだと荒らすんだろ


10:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 14:02:17.91 ID:AWOJNLM4o
対立煽りなんだよなぁ


11:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 14:29:13.41 ID:SEH/jMODO
夢をみる夢。
あっ…


12: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:08:18.45 ID:zDYV7+Qbo
再開します。と言っても少しですけれど。

>>8
お楽しみ、ということで

以下略



13: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:13:44.59 ID:zDYV7+Qbo
目覚めてまずは、あの頃の写真を眺める。
μ'sのみんなの集合写真。
私は心の底から、それを見て微笑むことができなくなってきていた。

会いたい、のだろうか。
以下略



14: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:16:55.52 ID:zDYV7+Qbo
彼女らに会いたいという気持ちは強いようでもあるし、後ろめたさもあった。
二年生が卒業したとき、携帯電話でひとこと穂乃果からメッセージが入っていて、「これからもみんなで仲良くしようね!」というものだったが、それに返信をしていたら、今頃世界は変わっていたのだろうか。

私の住んでいるマンションから大学までは、歩いて十分もかからない。
両親の反対を押し切るまでに、大分労力を要したが、世間並みの生活についても知らなければいけないと思うから、という話を何度も繰り返し、折れさせた。


15: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:20:31.01 ID:zDYV7+Qbo
私は隣のベッドで寝ているこんまい小学生みたいな女の子の布団を引っぺがした。

「ほら、にこちゃん、きょうバイトあるんでしょ?」

「うーん、後二十四時間と30分も余裕あるじゃない……」
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 00:24:05.34 ID:znLd4Ykx0
はい解散

公式から供給あったくせに何故ssまでにこまき?もうみんな飽き飽きしてんのが分からない池沼?


17:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 00:30:51.55 ID:tlrJ9zmuO
俺は飽きてないから続きオナシャス!


18: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:32:18.50 ID:zDYV7+Qbo
「もうちょっと心配してくれたっていいじゃない!」

「うーん、じゃあいたいところ見せて? 大丈夫かな、不安で大学行けないかもしれないな。マッサージしておく、それとも湿布を貼る?」

「ごめん真姫、さっきの発言撤回で」
以下略



19: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/15(月) 00:34:14.22 ID:zDYV7+Qbo
私はそそくさと準備をして出ていくにこちゃんの小さな背中を横目に見た。
私はにこちゃんの小さくて華奢な所も好きだ。
けれど今日のは心なしか、いつもより小さく、悲しく見えた。
にこちゃん自身が気づいているのかそれとも無意識なのか、わずかなおびえを宿した背中のようだった。


20: ◆VJRQu9X6ME[sage]
2015/06/15(月) 00:36:19.68 ID:zDYV7+Qbo
今回はここまでになります
短くて済みません

三日以内に次回はなんとかします。
気持ち多めでがんばります
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 01:42:53.39 ID:HdfFeVZ/o
終わったら言ってくれ
にこまきなら読まないけど


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