過去ログ - 【ラブライブ!】真姫「夢を見る夢を見る」
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118:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 21:39:02.74 ID:IhdUxiDgo
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


119: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 21:45:23.77 ID:nW1uzgQuo
二階に上がり、穂乃果の部屋に入る。

私たちはゆったりとした時を過ごした。
私はずっと穂乃果の方を、なにか高校生の頃と変わらないような発言をしまいかと窺っていた。
しかし、私たち四人の間の話題と言えば、高校生活をなつかしむものしかなく、それはすなわち高校生活は過去のものとみなしているということだった。
以下略



120: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 21:49:27.41 ID:nW1uzgQuo
三十分ほどそういった、建設的でない時が流れた。
私は探りを入れてみることにする。

「またさ、九人集まったら、カラオケとかいってみない?」

以下略



121: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 21:54:50.13 ID:nW1uzgQuo
穂乃果がそう言い、話がとぎれる。
にこちゃんの現況の話になると、その話題から逃れるように、花陽と穂乃果が別の話をはじめる。
それが、たまらなく嫌だった。
まるで夢を追うにこちゃんを避けているかのようだった。

以下略



122: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 21:58:10.08 ID:nW1uzgQuo
「私トイレー」

にこちゃんがちょうどそう言って席を立ったので、私はすかさず、

「あの頃って言い方止めない?」
以下略



123: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:03:18.64 ID:nW1uzgQuo
「強い強いって、さっきから何なのよ。そう言って私たちを馬鹿にしてるんでしょう。まるで――まるで、私たちを子供扱いしてるみたい」

「――子供でいられるうちは、子供でいた方がいいんだよ」

穂乃果ちゃんはあの頃となにも変わらない瞳で、世間を知り尽くした、疲れた大人のように呟いた。
以下略



124: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:06:30.60 ID:nW1uzgQuo
穂乃果はやはり表情を変えずに淡々と言った。
私は、穂乃果に青春という言葉を回顧の意味で使ってほしくなかった。
けれど、言葉が出ない。
不思議な説得力があった。

以下略



125: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:08:23.00 ID:nW1uzgQuo
私ははぐらかされた気分だったが、ともかくこの話をにこちゃんの前ですることだけはできなかった。
なぜなら、にこちゃんは私よりもずっと大人だからだ。
馬鹿にされていると感じるに決まっている。

にこちゃんが戻ってきてから、神社へ行く支度をはじめ、そしていざ移動する段になっても私は、先程の穂乃果の発言について考えていた。
以下略



126: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:09:54.08 ID:nW1uzgQuo
いつもの神社につく。お賽銭をいれて、みんなで願い事をする。

「なにをお願いしたの?」

にこちゃんが穂乃果に尋ねる。
以下略



127: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/07/02(木) 22:11:57.06 ID:nW1uzgQuo
にこちゃんがげんなりした顔で言う。

「もちろん、私はプロのアイドルになれますように、ってお願いしたわ!」

「知ってる」
以下略



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