過去ログ - 【ラブライブ!】真姫「夢を見る夢を見る」
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64: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/19(金) 23:46:31.42 ID:2uzyMet4o
「私が本当にアイドルになったら、背中が痛いとか言ってられないじゃない? それでライブを休めるほど甘い世界じゃない。今から甘えていちゃいけないのよ」

「……医者志望の私から言わせてもらうと、無理してパフォーマンスを続けて体を壊す方がよっぽど世間に迷惑をかけると思うけど」

「なによ偉そうに。第一、まだ真姫ちゃんは医者じゃないじゃない」
以下略



65: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/19(金) 23:49:34.65 ID:2uzyMet4o
「それに、私には時間がないの、真姫ちゃんも知ってるわよね」

「……うん」

私は黙って、にこちゃんの背中のマッサージを再開した。
以下略



66: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/19(金) 23:54:12.74 ID:2uzyMet4o
私はにこちゃんの、夢への決意の強さを、本人以外で誰よりも知っているという自覚がある。

その熱意を、にこちゃんの両親は上手く斟酌していないように思える。
にこちゃんがこの前のオーディションの結果を両親に報告したときも、電話の向こうの母親はそれほど嬉しそうではなかったのだ。

以下略



67:名無しNIPPER[sage]
2015/06/19(金) 23:57:24.08 ID:6phtaP1+O
地の文が下手すぎるのがアレかもしれん
もう少し練習すれば俺程度にはなるから頑張って修行しなさい


68: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:00:39.30 ID:bvuQc2DEo
「……こんなことしか言うことはできないけど……にこちゃん、がんばってね」

にこちゃんは返事をしなかった。
どうしたのか、と思い顔を見ると、その瞳は閉じられていた。

以下略



69: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:02:48.78 ID:bvuQc2DEo
「はっ……私寝てた!?」

「毎日練習お疲れさま」

「あ、いい香り――真姫ちゃんが作ってくれたの?」
以下略



70: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:05:52.87 ID:bvuQc2DEo
私はにこちゃんとの「先」を想像し、顔が熱くなるのを感じた。
こういうとき、私は平静でいられない。
何故だかわからないが、温かくも苦しい感覚が私を襲うのだ。

それになんと名前を付けたらいいのだろうか。
以下略



71: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:09:29.67 ID:bvuQc2DEo
「うん、このみそ汁と野菜炒め、一緒に食べると塩味がちょうどよくなっていい感じね!」

にこちゃんは私の料理に対し、ほめることこそあれ、けなすことは一度もなかった。

私はにこちゃんの笑顔のために料理をしているのかも知れないな。
以下略



72: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:12:27.37 ID:bvuQc2DEo
「聞いて。もしかしたら、にこちゃんと一緒に長くいられるの、今年くらいかもしれない。でも――長く一緒にいたいの」

にこちゃんはお箸を置き、私の頭を軽く叩いた。

「なにするのよ」
以下略



73: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:14:18.58 ID:bvuQc2DEo
「うん――頑張ってね」

「真姫ちゃんも頑張って、絶対お医者さんになること。いいわね!?」

「あ、あたりまえよ!」
以下略



74: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2015/06/20(土) 00:15:58.37 ID:bvuQc2DEo
今回はここまでです。

また二日後に会いましょう。



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