47: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2015/06/14(日) 09:46:00.18 ID:wXx8W5xM0
「死んじゃ……死んじゃやだよーッ!」抱きかかえられていたヒトミは起き上がると、泣きそうな顔でアヤメを揺さぶる。
「……ゲホ……だい……スゥーッ……じょう……ハァーッ……ぶ……」そんな彼女に、深呼吸を行いながらなんとか
無事であることをアヤメは伝える。
「ほんと……ほんとに!?」「……スゥーッ……はい……ハァーッ」「良かったーッ!」「ゴホッ!?」あまりの嬉しさに
泣いてしまったヒトミに抱きしめられたアヤメは、その衝撃で一瞬息を詰める。しかし、それでまたヒトミを心配させないよう、
黙って深呼吸を続けた。
「……お、おい……あんたら、上から落ちてきたけど大丈夫か?」そんな二人の周りには、いつしか通行人達が
心配そうな表情で集まってきており、声をかけられて初めてそのことに気づいたヒトミは、慌ててアヤメから離れると
この場をどう切り抜けるか思案する。
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