過去ログ - 加賀「反転電波を浴びたから提督を搾首手ポキするわ」 R-18G
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6:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 20:42:48.61 ID:xh8SUIpPo

 流石に面と向かって、あの書類は、この鎮守府の運営における提督の必要性の証明です、と言われると、
突き刺さるものがある。これから会議に出席してもらう必要もありません。ただできる限り速やかに、交代の人員を、
未だに現状が把握できていない。もしかしたら、幻覚か何かをみているのではないか。

 が、しかし、夢ではない。妄想の産物でもない。拭き取った棘にさした指の痛みは、それを鋭敏に感じ取らせた。
ただの針であったのに、毒が塗られているか深刻に考えてしまった。やはり人間敵意を向けられ続けると疲労するものだ。
そもそも刺そうと思わなければよかったのであるが、それほどまで今までとは異なっていたのだ。
確かめずにはいられなかった。現状は本当に現実なのか? 結果は無残なものだったが。

 鬱屈とした精神状態でいると、その時々の時間感覚はのろく感じる癖に、全体では大きく過ぎる。
仕事もそこそこにぼんやりとして、気がつけば正午から数時間も経っていた。日の方向はわからなくなっている。
腹部は空腹を訴えかけていたが、食堂に行く気にはならない。不安感が首をもたげている。

 「失礼するよー」

 自らの不安に対する臆病さに、海軍軍人としての資質が欠けているのではないかと考え始めたころ、
不動だった執務室の扉が音を立てて開き、よく絡んできたツンツン頭の少女が入って来る。
料理片手に動く足取りはしっかりとしていて、どうやら今は酒を飲んではいないようだった。



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