11: ◆OVwHF4NJCE[saga]
2015/06/14(日) 21:32:35.36 ID:0ZQN8Z+c0
これで、電話は終わり。それじゃあ明日は頑張りましょう、おやすみなさい。ピッ。
……そんな空気が流れているのに、何故だか私たちはどちらも電話を切れずにいた。
けれど、何を喋るわけではない。ただ、電話を切ってはいけないような、そんな気がした。
たっぷり、1分は沈黙が続いただろう頃。
彼が、口を開いた。
『楓さん。最後に1つだけいいですか』
「なんですか、プロ……いえ、Pさん」
『明日、楓さんが卒業して、一人の女性に戻った時。渡したいものがあります』
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