過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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454:名無しNIPPER
2015/06/24(水) 21:56:03.19 ID:f2Bo02Bw0

一方その頃、王宮内部地下牢。


「…………ぐ………」

冷たい石の感触と湿気を帯びた冷気が肌にまとわりつく。

他に感じるのは痛み。全身をくまなく引き裂かれるような刺激を身動きする事に身体を襲う。

「…………こ…こは……?」

眼が覚めたのはつい先程だった。意識がおぼろげながらも戻り、眼を開く………だが、開いた瞳には何も写らなかった。

「……………?…」

一瞬自身の瞳は光を喪い、盲目となってしまったのかと錯覚したがそれは杞憂のようだ。少し間をおいてよく眼を凝らせばほんの僅かにだけ光が見える……どうやらずっと遠くにこの空間への出入り口があるのだろう……揺らめく松明の炎のような朱色の光が湿った石の壁の僅かなおうとつに影を作っていた。

「………地下牢か……」

自分の居る場所を予測し、そこに居る訳を考える。理由は簡単だ……自分は負けたからここに居るのだ。

青年「……………………生き延びた、か……いや……生かされているのか…」


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