過去ログ - 男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
1- 20
479:名無しNIPPER
2015/06/25(木) 17:08:27.29 ID:QCIuZTvb0

青年「…………分かった、そなたの言葉だ信じるしかあるまい」

老近衛「……有り難い」

青年「爺、ひとまずここから出してくれぬか?私も妹に合流せねば」

老近衛「無論そのつもりですぞ……しかし、入り口は衛兵に固められている、傷の癒えぬ若では王宮から正攻法で脱出など無茶ですぞ」

青年「無茶は承知だ、それでも行かねば」

身体を起こそうとしたがまともに動かない、手当てはされていたようだが傷は深く……動けば無数の切り傷が開きかねない。

青年「……痛っ………参ったな……無茶をし過ぎたか………」

老近衛「………致命の傷こそ受けておりませんでしたが傷口が多すぎるのです……もう少しで出血により命を落とすところだったのですからな」

牢獄の鍵を使い老人が中へと入ってくる、そして青年を抱きかかえて……それから持ってきていた治療用具を使い傷の手当てを始める。

老近衛「…………本来ならば傷を癒すまでここに留まらせておきたい所なのですがそうも行かぬようなのです、若」

青年「………なに?」

老近衛「やはりと言うか、予想通りです……王があの場で若の首を斬らなかったのは正式な罪状を用意し、民に人気のある若への印象操作をするためです……若は国民には知名度も高く人気者ですからな、それを突然斬首としても国民は不服を申し立てかねんのでそれを抑える為に数日時間を置く必要があった」

青年「…………もっと分かりやすく言え、爺よ」

老近衛「………若を悪者に仕立ててから処刑するつもりだったから投獄サレタッテ事ですじゃ」

青年「なるほど、初めからそう言えば良かろう回りくどい!!」

老近衛「……………」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/409.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice